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焼き立てフィナンシェ「烏丸エタン」ってどういう意味?

京都のシュークリーム専門店 [クレーム デ ラ クレーム」の25周年記念に発売される、焼き立てフィナンシェ『烏丸étang』(カラスマエタン)ってどういう意味?という方に簡単なご説明をさせて頂きます。

そもそもこのお店が開業した発祥の地が烏丸通は竹屋町通の西南にありました。現在の店がある最寄りの地下鉄の駅が「烏丸御池駅」で、烏丸通には何かと縁のあるお店なんです。店の場所もしっかり覚えてもらおうと、縁のある「烏丸御池」の「御池」だけを店名に因んでフランス語にしたという訳です。

そもそも烏丸(からすま)通の由来って何?ということになりますが、その昔この通りに沿って小川が流れていたそうで、その川の「河原の洲の間(かわらのすのま)」という通り名が縮まって「からすま」となり「烏」と「丸」の字が当てられたのだそう。最初は「からすまる」と呼んでいたのが、いちしか「ま」が落ちて「からすま」になったのだとか。

「御池通」はといえば、「二条神泉苑の中にある池の横を通りが通っていたから」とか、「両替町の人家の裏の御池を二条殿(二条関白家の祖先、藤原良実の別邸)の庭園の池と比定し、通り名にしたとか、二条殿の池そのものが通沿いにあったのでその名にしたとか、諸説ありどれも定かではありません。この『烏丸étang(からすまえたん)』を買った時、食べた時にもこんなお話を思い出してもらいながら、みなさまもご一緒に「クレ―ム デ ラ クレーム」の25周年を祝ってもられれば幸いです。